[コメント] マジック・イン・ムーンライト(2014/米=英)
そういや、ウディ・アレンのマイベストは何だろう?と考えてしまう映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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んー、ツマラナイわけじゃないけど、そう面白くなかったというのが正直な感想。
テロップだけのシンプルなオープニング(ウディ・アレンはオープニングに凝ることは決してない)。中国手品ステージで、予告編にも使えそうな映画的な派手さを用意しつつ、オリエンタルブーム、降霊術ブームの時代背景を紹介。依頼人がやってきて、会話しながら主人公のキャラクターを紹介しつつ、観客を事件に導入していく。手際よくポンポンと“映画”を進めていく。
約30年間30本の新作をほぼ欠かさず観ている身からすると、50年も監督やってるのに軽妙洒脱だねとも思う一方、「(今回は)刺激が足らない」とも思ってしまう。
これは何かのパロディなのかね?時々やるじゃない。『地球は女で回ってる』で『野いちご』やったり、『スコルピオンの恋まじない』で『アパートの鍵貸します』やったり。 古き良き時代のロマンチックコメディの引用なのかなあ?
古き良き時代のロマンチックコメディだと思えば、現代的に洗練されてるし、老獪な話術は健在だし、悪くはないんだけど、俺が楽しいと感じたウディ・アレンはどんなだったろう?とふと考えてしまった。
(15.04.15 新宿ピカデリーにて鑑賞)
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