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[コメント] ザ・ウォーク(2015/米)

何を隠そう僕は高所恐怖症である。最初からこの映画、ちゃんと見られるかどうか自信はなかった。でも、ジョセフ・ゴードン・レヴィットの新作。ロバート・ゼメキス。そうだ、何も考えずに見に行こう!
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







話は意外とイージーな展開で、それほど思索的な展開にしていない。思い立ったら止まらなくなるある青年の顛末記である。

あの、ツインタワービルに忍び込む時もそれほどスリル感はなかったが、やはり400メートルの空間で綱渡りをし初めてからは、この映画の独壇場となる。

最初、向かいのあのビルにやっとの思いで辿り着いたときほっとしたものだが、意外と早く終わったなあと、思わせた。ところが映画は僕に楽をさせてくれない。

ジョセフは、何と向きを変えてまたやり直すのだ。何度も言うが恐怖症の僕はもう先ほどから声が自然と出ている。となりのお客様に申し訳ないと思っている。とにかく怖い。早くこのシーンが終わらないものだろうか、、。

ところが考えたらこの映画の見どころはこの綱渡りシーンだけなのである。映像ではジョセフは僕の単なる希望を違えて、何度も空中散歩を企てている。この時には、もう僕は恐怖の域を超え、生きた心地がしなくなっている。怖い。本当に怖い。恐ろしい!!

映画がやっと終わる。この映画は400メートルを空中散歩する不思議な男の、そしてそれを見るのに死ぬ思いまでして苦悩する男(要するに吾輩)との闘いの映画であったと思う。

だいたい僕はスリラーは見ないんだ。

(評価:★4)

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