[コメント] くちびるに歌を(2015/日)
やたらと長い前フリのわりに、そこそこありふれたエピソード。最後は24時間テレビの様相を呈す。合唱コンクールの最中に不要な回想シーンを挟んでくる辺りにあざとさを感じ、感動とまではいかずこの点数。にしても、だ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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自閉症の兄を持つ桑原君。
父親に二度捨てられた中村さん。
恋人を事故で失ってからピアノが弾けなくなった柏木先生。
前に進めたのはピアノが弾けるようになった先生ただひとり、という話に見えてしまうのが残念。
合唱コンクールの最中に無駄に回想シーンを挟んでくる辺りがあざとい。
唯一、桑原君の兄が教会でよくかくれんぼをしていた、という伏線がラストに繋がった展開だけ巧いと思った。
そんだけ。
にしても...。
どのように育てたら桑原少年が「自分が生まれてきた意味」をあのように感じ、15年後の自分に向けてあのような手紙を書くのか。親の神経を疑いたくなる。もっとも悲しく重いテーマで、愛想のない柏木先生の過去のトラウマとか正直どうでもよくなった。15歳の少年にあんな思いをさせちゃ駄目だ。絶対に駄目だ。
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