コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 裸足の伯爵夫人(1954/米)
- 点数順 (1/1) -

★4踊り子を見せることなく、それを観る男、女、子供を次々に舐める冒頭の演出。踊り子が人の心にもたらすインパクトと覗き見られるかのように人々の心の襞を写し取るカメラ。映画を観る喜び! [review] (動物園のクマ)[投票(2)]
★4長年願い続けた夢も、叶ってみれば理想とはまるで違う。おとぎ話を信じてしまう人間の悲しさ。マンキーウィッツのシビアな視線に打たれる。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
★4例えば「このような構成は今では新鮮みを欠く」という物言いこそ、ありきたりだ。これは全くもって映画的な構成を持った映画なのだと思う。このマンキーウィッツとジャック・カーディフの造型こそハリウッド1950年代の最高水準を示した演出だ。そしてエドモンド・オブライエンの怪演! (ゑぎ)[投票(1)]
★4登場人物の心情が心憎いまでしっかりと捕らえられていた。ボギーは、実に、しぶい。 (KEI)[投票]
★4エバ・ガードナーの資質が最大限に活かされた作品。監督が得意とする回想形式によるストーリー展開も良かった。 (ADRENALINE of Adrenaline Queen)[投票]
★4成り上がって行くガードナーを常に醒めた視線で眺めるボギーがプロらしい冷徹さを演じて正にタイプキャストだが、つるむオブライエンともども根底には慈愛がある。救いがない顛末を語るに絶妙な距離と語り口。『イヴ』と好対を成す業界秘話講談。 (けにろん)[投票]
★3周囲の回想で綴られる或る女優の生涯。『イヴの総て』同様、マンキーウィッツ独特の語り口が冴え渡る。『マリアの総て』といった感じ。 (AONI)[投票(2)]
★3視線の中の、抽象的な存在としてしか生きられぬ女。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
★3ドリス・デイで大変に有名になった、ケセラセラ、実は"Che sara sara"(ケサラサラ)のアメリカ訛りです。伯爵家の家訓でしたよね。 (りかちゅ)[投票]
★3幸せの伴わない成功には破滅も早く訪れる。 (KADAGIO)[投票]
★2お色気ムンムンエバ・ガードナーの健闘もむなしい駄作。卑しい出自だろうと、美人なら貴族の仲間入りできちゃうというのが何だか口惜しいです。 (黒魔羅)[投票(1)]
★2回想形式によって醸成される感傷は好みではない。それは時に甘いが大方は腐臭を伴う。プロットは聡明さとふくらみを欠く。主役2名の踏ん張りも出来の悪い構成が帳消しし、エドモンド・オブライエンら脇役の好演も、ロッサノ・ブラッツィの線の弱さで台無し。 (ジェリー)[投票]