[コメント] 女が階段を上る時(1960/日)
夜の世界を生きながら硬質さを崩さない圭子(高峰秀子)と、それを取り巻く男たちの金と欲と虚勢とが映画的に交応せず圭子のダメージが空回りして見える。菊島隆三が脚本に盛り込んだ葛藤のダイナミズムと成瀬の手法にズレを感じる。
(ぽんしゅう)
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