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[コメント] シン・ゴジラ(2016/日)
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★3こういう規模の企画を一本の映画としてまとめ上げ、なおかつ興行的にも成功させる、庵野秀明という人は映画監督である前に一流の映画プロデューサーなのだろう。この映画最大の不幸は田中友幸円谷英二に当たる人物はいても本多猪四郎が不在という点である。いびつな映画だが『真昼の決闘』を見た人間が『リオ・ブラボー』を作ったような事態が起きることを期待し、この映画の成功自体は大いに歓迎する。 [review] (Sigenoriyuki)[投票(12)]
★4この映画の「何かが欠けている感」と、石原さとみの役作りのリアルさについて。 [review] (ロープブレーク)[投票(11)]
★3人物の描写は、キメまくったフルショットやロングショットもあるにはあるが、ほぼ細かいカット割りが中心。だが、殆どアクション繋ぎの記憶もなく、どうもそれぞれの人物の顔面を見せようというカットが専らだ。カメラ目線モノローグの連打なども印象に残る。 [review] (ゑぎ)[投票(10)]
★3民主的手続きに右往左往する縦割り官僚機構は非主流どもに国民の運命を預け、2大原発大国アメリカの傲慢とフランスの強欲の溝を綱渡りし、原発NG国ドイツのお人好し人道主義にすがる。各所に配慮しつつ、現実的にも娯楽的にも可能な限り誠実なゴジラ映画だとは思う。 [review] (ぽんしゅう)[投票(10)]
★5あの時代は終戦からたった9年で初代『ゴジラ』を製作したが、この時代も東日本大震災から5年で『シン・ゴジラ』を製作し、熊本地震の年に公開した。 [review] (kiona)[投票(10)]
★5「東京に血糊を塗りたくる」。直接的なえげつない演出に震えた。福島でもいつでも生死を問わず血は流れたのだ。私たちはすぐそれを忘れてしまう。そして私は血を流さなかった。モニタ越しにそれを眺め、破壊へのある種の快感を感じる生理に対し、作家として正直な超破壊を繰り出しつつ、「思い出せ」という寓意も明確。まさか監督から説教されるとは。ムスカよろしく「・・・素晴らしい!」と呟きつつ涙が流れた。複雑な感覚です。 [review] (DSCH)[投票(9)]
★5「会社」が作ったものより、「優秀な個人」なんですね。少なくともエンターテイメントに関しては完全に。 [review] (おーい粗茶)[投票(9)]
★4特撮映画にも『ゴジラ』にもそれほど思い入れのない私が楽しめたのはどういうことか。(※2回目視聴追記) [review] (BRAVO30000W!)[投票(8)]
★514年のギャラゴジラを観て「もう日本が出る余地ないんじゃね」と思っちゃった僕は恥じたい [review] (ギスジ)[投票(8)]
★4キャラクタの造型が純粋である。ある種の映画において「殺人者」は殺人者ゆえに人を殺め、「刑事」は刑事ゆえに捜査をする。その行動は必ずしも心理的根拠を要しない。同じく「巨大不明生物特設災害対策本部」がゴジラ対策に粉骨砕身するのは彼らが巨大不明生物特設災害対策本部の成員だからでしかない。 [review] (3819695)[投票(8)]
★4庵野秀明、棒読みで早口な「未来への祈り」 [review] (ペンクロフ)[投票(8)]
★2庵野秀明が真剣に「可愛くないゴジラ」を突き詰めたならそれは評価しよう。だが、今さらゴジラでポリティカルフィクションを撮ってなにが面白いものか。見た目の特異さのみを売りにして活劇を忘れたことで、本作はターゲットに入らない子供ばかりか大人をも遠ざける凡作に仕上がった。 [review] (水那岐)[投票(8)]
★5これが、セカンドインパクト。これが、イーオンの英会話。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(7)]
★5たとえるならあれだ。近所の子どもと散歩しつつ彼お得意の恐竜話を聞いていた時「○○サウルスはね、あのビルよりも大きいんだよ」と言われて思わず立ちすくんでしまった時のあんな感じだ。その瞬間、いつもの町がとんでもなく恐ろしい光景に見えたんだ。今でもたまに怖くなるんだよ、その恐竜の名は憶えてないのに。 [review] (tredair)[投票(6)]
★4登場人物は多かれど、悪化する事態に皆なすすべもない。描かれない細部は確かに複雑なものがあろう。しかし、描かれている状況自体はシンプルそのもの。いったん落着を見出すという劇映画の御定法一点を除けばこの映画、実に夢に、特に悪夢に構造が似ている。 [review] (ジェリー)[投票(5)]
★5庵野監督、ヱヴァの件は許した。と、上からナニサマ発言。 [review] (サイモン64)[投票(5)]
★5別に「こういうゴジラが観たかった」わけでもない。なのに、何だこの興奮は。虚構が現実を圧倒せんとする。それに対し、あらゆる現実を持って虚構に立ち向かう登場人物達のやり取りが何と心地良いことか。こんな怪獣映画は初めてだ。やられた。完全にしてやられた。 (荒馬大介)[投票(5)]
★3「邦画的な安いメロドラマではない!」というような評価がされていたが、いや、でも実はものすごく「日本人的な、邦画的なしみったれ精神」に溢れた映画だったわけで、それがとても悔しい。 [review] (アブサン)[投票(4)]
★2大衆活劇と割り切っても、登場人物が善人ばかりでは面白くしようがなかろうに。特に後半の失速感は酷い。 [review] (寒山拾得)[投票(4)]
★4アンノヒデアキの逆襲 [review] (たかやまひろふみ)[投票(4)]
★3ゴジラ映画としては☆5つ、映画としては☆3つ。アニメキャラの如く、画面の中に実存することのない空疎な人物達は、見る者の思い入れ次第で軽重を変じる。ゴジラそのものはと言えば、オリジナルを発展させたCGトレースが正統の系譜を継承し得た(ように思える)。何も思い入れのない(筈の)子どもらがどう見たのかは、知りたい気がする。 ()[投票(4)]
★5庵野は庵野。ゴジラはゴジラ。これはエヴァンゲリヲンの実写版だ。 [review] (ぱーこ)[投票(4)]
★4特撮の進歩を確かに感じる迫力があった。それにしても特撮のがんばりに比例して、生身の人間の演技、演出がどんどん臭くなるのは日本の怪獣特撮映画の宿命なのだろうか? [review] (シーチキン)[投票(4)]
★5原理主義者と呼ばれてもいいです。ゴジラナショナリストと呼ばれてもいいです。私は、これが見られたので、それで良かったです。 [review] (ロボトミー)[投票(4)]
★5夜中にボンヤリと東日本大震災時のドキュメンタリーを見ていたら、唐突にシン・ゴジラを発見した。爆発した福島第一原子力発電所に放水する映像とシン・ゴジラのあるシーンの構図がまったく同じだったのだ。記録された出来事を模倣すること。それは物語という名の記憶の改竄を超えるということだ。 [review] (ジョンケイ)[投票(3)]
★2水と空気で生きてんなら、あのキバは要らないよねえ [review] (はしぼそがらす)[投票(3)]
★5ゴジラは特別な存在だと再確認しました。 [review] (カプリコーン)[投票(3)]
★5ものすごく理性的で理想を掲げた映画でびっくりした。 (華崎)[投票(3)]
★4日本はまだやれる的メッセージが迎合的だし総理だ大統領だの大風呂敷広げ茶番に見えるのも難点だが、異能集団こそが危機を回避し得るという「半島を出よ」的コンセプトと第1形態の想定外のズレ感。そしてガス→炎の吐瀉リアリズムの果ての激烈カタストロフ。 (けにろん)[投票(3)]
★5美男美女ばっかりとか、演技の質とか言いたいこともあるけれど、ハリウッドでも作れない「これが観たかった」ディザスタームービーとして評価したい。(2016.8.4レビューに追記) [review] (月魚)[投票(3)]
★5これを面白いと思う海外の観客が居たら、そいつはどっかオカシい。と何千何万の日本人が嫌らしい笑みを浮かべる映画。☆4.6点。(→実際には結構いたらしい) [review] (死ぬまでシネマ)[投票(2)]
★4随所にエヴァ的手法を取り込んだ庵野ゴジラ。早口でまくしたて緊迫感を煽るドラマパートは従来のゴジラシリーズには見られなかったもの。それだけでも一見の価値がある。そしてやはり自衛隊対ゴジラ、ヤシオリ作戦の発動など、対ゴジラ戦の描写は童心に戻って楽しめる。もはや、ゴジラは単なる怪獣ではなく使徒・厄災として捉えて描くのが正解に思えた。 [review] (IN4MATION)[投票(2)]
★4使いたくても「ゴジラ」じゃないからと誰もが躊躇していた宇宙大戦争マーチを伊福部括りで臆面なく使い、作品はゴジラよりも政府をせせら笑うことに注力し、海外でも売れようなんてツユとも思ってないほどのセリフ量で埋め尽くした100%日本向けガッズィーラ。 [review] (tkcrows)[投票(2)]
★5名作です。ゴジラファン特撮ファン以外の方にもお勧め。東宝の公式予告編での「マスク姿で逃げる人々の映像」「鷺巣詩郎の荘厳で神々しい楽曲」これらの映像や楽曲が仄めかす予告を裏切らない作品。■2016年夏・劇場にて鑑賞■ [review] (Myrath)[投票(2)]
★4自分にとって、「シン・ゴジラ」ではない。「シン・妖星ゴラス」として楽しませていただきました。 [review] (YO--CHAN)[投票(2)]
★4戦災も震災も同じ括りで捉える国民性からすれば、謎の巨大生物に防衛出動で対抗することも全く違和感はない。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★3会議中のアップの切り返しなど眠っててもいいような、情報量の変わらんつまらぬショットの連続で辟易する。岡本喜八もこの程度の出来では怒りの余り化けて出てくるぞ。せめて喜八のようにアクションで会議の場面をどんどん切り替えていけば、まだ速度も出ただろうが。 [review] (赤い戦車)[投票(2)]
★5ハリウッドゴジラには無かった「絶望感」 [review] (てれぐのしす)[投票(2)]
★4石原さとみだけリアルじゃなかった。 (stimpy)[投票(2)]
★4リアルさ加減が程よい。話が横道に逸れない。多量の人物が容貌や所持品、口調などで描き分けられている。いずれも日本映画には珍しい。 [review] (G31)[投票(1)]
★1冒頭、海から見える長い尻尾。「これは…」と期待させたが、「帰ってきたウルトラマン」から抜け出たような怪獣にガッカリ。進化したゴジラは逆に無機質すぎる。エンドロールのキャストの羅列も気に入らない。せっかく大杉漣が総理に昇りつめたのに。 (capricorn1)[投票(1)]
★5巨大なゴジラにゴジラのテーマが被さっただけで、僕らの涙腺は崩壊する。これぞ日本文化のDNAや! [review] (代参の男)[投票(1)]
★5これは凄い。予告編では想像できないほど断然いい。日本でも怪獣映画のジャンルで、こんなに質のいい、レベルの高い、海外に出しても遜色のない秀作を輩出出来たのが素直にうれしい。ラストのクレジット、五十音順ですべての俳優の気持ちが結集しており見事。 [review] (セント)[投票(1)]
★4情報量は多いが、答えは込められていない [review] (HAL9000)[投票(1)]
★3[ネタバレ?(Y1:N4)] ウルトラマンタロウに出てきそうなとぼけた顔の第一形態から、これは最強だろう!な凶悪ゴジラの変態ぶりは素晴らしい。稲村ヶ崎上陸から武蔵小杉へのルートだか、釜利谷・洋光台を通過しているので一直線ではないという事実から、意外に寄り道好きな今回のゴジラ。首都に侵入!と思わせて中仙道へと癒しの旅に変更したりするちょっと読めない奴なら良かった。素直に網に掛かりすぎたな。政府・自衛隊の為に…。 [review] (クワドラAS)[投票(1)]
★3原点に帰った設定。震災を経験してるから政府などへの皮肉たっぷりでよい。映像はもう何でもできるようになった感じ。ゴジラが止まってる時間が長くて不自然。脚本の特徴であろう長台詞にリアリティを感じない。 (りゅうじん)[投票(1)]
★4ゴジラの大暴れっぷりには大興奮したのですが、それ以外は色々と細部においてうーん...。 [review] (K-Flex)[投票(1)]
★5初代ゴジラの次に良い。 (翡翠)[投票(1)]
★3「君たちの努力を先生は誇りに思うよ」としか言いようがない。絵面は良かったのになぁ…。 (るぱぱ)[投票(1)]
★3日本の官僚システムの硬直性を描きたい映画に思われました (愛の種)[投票]