[コメント] ロング・トレイル!(2015/米)
去年見た「わたしに会うまでの1600キロ」の、女1人での、孤独で過酷で、試練のようなトレイルと違い、シニアの二人旅、疎遠だったとはいえ、昔に沢山の思い出を共有する、気心の知れた二人旅なら、苦労半分、感動倍増。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「わたしに会う・・・」では、およそ1000マイル(1600キロ)を3カ月で制覇した。こちらは2200マイル(3500キロ)の半分に届かずリタイヤ。おそらく同じぐらいの距離だったのではと思われる。因みに1600キロは、だいたい青森から山口まで。
ずっと二人は会話しながら歩いていた。その話題の多くは「昔の女のこと」。あの娘はどうだった、こうだった。10代〜20代当時の色っぽい思い出が、つい昨日のことのように思い出される。疎遠にしていたけど、歩き出したら、心は10代、体は老人。他のトレイル参加者はみな若い。だがそれを感じさせないほど2人は楽しそうだ。
クマに遭遇しても、「ガオ〜ッ」と見事に撃退する。ほとんどコメディだ。
レッドフォード、今月('16.8月)で80歳になった。ノルティも今年で75歳だ。二人ともすっげー若い。とてもこの凸凹コンビが本当に楽しそう。私がその年になったときに、一緒に88か所巡りでもしてくれる友達はいるかなぁ。
あと、やはり自然が美しい。壮大な景色に目を奪われる。ただそれだけでは3カ月も歩けない。相当な試練と忍耐があるはずだが、なんか「私も行ってみようかなぁ」と思わせられた。素敵な映画でした。
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