一つはもし現実にこれが起こったらということ。まずもって全てが連動して全く機能停止してしまうという設定自体どういうことだと思いましたが、本当に昔の頃はそういうこと考えたりもしてたなと思い出しまして。今でこそいかに文明の力を駆使するかということに注目していますが、小さい頃はそれが使えなくなった時に生きていけないのはいけないからと、自ら不便な方を選んでいたこともありました。いかに便利な物を使えるか、ではなく、いかに不便な状況でも生き抜けるか、ということ。いつの間にか前者が魅力的に思えるような世界になってきているような気もするけど、いざという時に強いのは後者であって、そういう人に憧れてたなとか思い出した。いざという時がいつ来るんだって話ではあるんだけども（笑）

二つ目は小日向さん演じる父親像のクズさ。結局それじゃあ誰もついてこないわけで、徐々に変化していき関係は良くなりはするんだけども、そもそもの問題点はいらぬプライドや見栄は捨てるべきだということ。見たことある程度で威張って火の起こし方を口出ししたり、いざ助けてもらえる人をプライドで寄せ付けなかったり。大阪に着いて３人から言われたあの言葉は相当刺さっただろうなと思いますし、自分はああは言われたくないと思いました。

この状況になったら当然しんどいとは思いますが、個人的にはキャンプとかよく行きますし、あそこまでとはいかなくとも藤原紀香側の人間になれたらいいなとは思います。 とは言え、いつ回復するとも見通しが立たないとなると楽しんでばかりはいられないでしょうし、今のこの便利な時代に感謝する思いはわいてきました。