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[コメント] 哭声 コクソン(2016/韓国=米)

この映画を単純に「つまらん」と言えない空気感の方が映画よりよっぽど面白い。
G31

 風光明媚な湖沼の風景。カットが変わって釣り人がこの湖沼に釣り糸を垂れている。さらにカットが変わり、この釣り人の國村隼(この時点ではまだ「?」という感じだったが)が斜め下からアップで映ると、釣り針に餌のゴカイ?をうまく付けられず四苦八苦している。この時点で最初の違和感でした。まだ明確に悪さとは結びつかないものでしたが。

 雨の降りしきる田舎町。カットが変わり、薄暗い家屋の中。寝具。寝返りをうつ人。多分女性。その傍らに着替える男性。女性の(と思われる)声で「こんな早くから何よ?」。応える男性「人が死んだんだ」。女「誰?」。男「高麗人参農家のナンチャラ(←覚えられず)さんが(略)」。この辺りで早くも二度目の違和感。

 その男性が家を出たところ、近所の?老婦人が同じように朝早くからどうしたのかと声をかける。同じように応える男性。それでも「朝飯を食べて行け」と続ける老女。「人が死ん出るのに?」とは、観ている僕の心の声だが、カットが変わると、すっかり朝で、この男(おそらく警察関係者)が家屋内で朝食をとっている。この時点、つまり開始からわずか3シーンでああこりゃ駄目だ、この映画は僕には合わないとかなり確信的に感じたのでした。

 この後は、ご想像もつくかと存じますが、延々と駄目だ駄目だの連続でした。かなり頑張って1時間近くは観たのではないかと思いますが、この警官らが証言者?と一緒に山の中に入るシーケンスで、突然、この証言者に雷が落ちたところで「ギャハハ!」と大ウケしてしまい、同時にそれ以上見続ける気が失せました。

 したがって、僕にはこの映画を論評する資格がないようにも思いますが、まあ別にここで物を言うのに資格が問われる訳でもないだろうしゴニョゴニョゴニョ・・・。

 根気の強い人こそ映画を語るのに相応しいのだと思います。

60/100(25/3/10記)

※ここまでたどり着くのに80回ぐらい「504 Time Out Gateway」を経験した。そもそもこのサイトに多く投稿する人は、よほど根気の強い人なのだった。

(評価:★2)

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