なんていうか新春スター隠し芸大会の中でやってたオールスタードラマ的なイキフンがところどころにあって、全編悪ふざけしてるような勢いがいい。

あとほんと多国籍な美女軍団が次から次へと出てくるうえにすげえカッコよく闘うし、男は男でドニー・イェンにトニー・ジャーにヴィン・ディーゼルにサミュエル・L・ジャクソンだしで、特盛海鮮丼に焼肉乗っけてトリュフを丸ごと一個埋め込んだようなめでたさがある。

一作目のときはいわばミーハーな流行り物取り込み、風俗描写としてのXゲームズから逆算したスタイルとしての「反逆 “児”」だったのが、時代が変わり、今この現代においてもあえてそのスタイルを変えないことがある種の崇高さであり「内なる敵」と闘い続ける「反逆者」であれと説くサミュエル叔父との対話シーンが、不意打ちのように胸を熱くさせる。いやマジで。