[コメント] ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界(2012/カナダ=デンマーク=クロアチア=英)
平和の使者としての使命を帯び、体制を憎む行動に身を投じる少女は、それが相手への求愛ポーズとなっていることに気づかない。その痛々しさは自分も持っている一面であり、あながち中二病のように断罪できる筋合いのものではない。他方、都合のいい時だけ思想家としての自分をアピールする運動家とも恥ずかしさを共有できる。本気で痛い作品だ。
(水那岐)
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