[コメント] 我が道を往く(1944/米)
アメリカの良心といえるヒュウマニズム映画の名作もあまりに外面的な作劇でSO-SO
アメリカ映画の自家薬籠中の物であるヒュウマニズム映画の名立たる作品。しかしその作劇はいたって甘く冗長的なリアルタイムムービーである。ある種の英雄譚となるこうしたハートウォーミング物語はプロットのスリリングな展開が期待できず唯一救いとなるコメディ要素も導入部のつかみを頂点としてトーンダウンしてしまった。映画の着地点があらかじめオープンな収まりのよい映画は演出の妙なる文体あるいはキャラクターの逸脱性にみる強度が必要である。ともあれ優しい映画ではあるので文部省に預けたい。
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