割と好きだった第二作「新世紀（ライジング）」。そこからどうなるのかと期待していたが、前作で出ていた人間の登場人物はどうしたんだろう？それなりにシーザーと心を通わせていたが、またそのあたりが途切れた。そしてシーザーはスーパーリーダーと化した。

途中で「コーネリアス」と「ノヴァ」などの「馴染みのある名前」が登場。これはオリジナル第１作と同じなのだろうか？同じとしたら、コーネリアスは自分の息子に、父親と同じ名前を付けたことになるが･･･。ノヴァの成長具合から見ても、テイラーが到着したのは、ここから２０年後ぐらいだろうか？それにしては、ずいぶんと様変わりしてしまった。猿たちは服を着て、人間たちは裸で。･･････そんなことを想像しながら見ていたが、そうなると途端に今見ている物語がつまらなくなったから、考えるのをやめた。

そうなると、普通に冒険と、復讐と、戦いと。恋愛要素がないのは残念だが、そこそこ見られる作品だった。だったが、それだけ。長い長いクロニクルを結ぶ作品としては、物足りない。タイトルのごとく「戦い」の映画、旧シリーズの５作目「最後の猿の惑星」も戦いの映画だったが、同様に「物足りない映画」でした。そして毎回判りにくい邦題も、「聖戦記（グレート・ウォー）」ですか。前回の私の予想の「終末記（アポカリプス）」はハズレでしたが、内容としてはそんな話でしたね。