[コメント] The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ(2017/米)
キッドマン、キキちゃん、エル・ファニング、各世代のブロンド美女を揃えた絵面はため息が出るほど美しい。映画はため息が出る出来。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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イーストウッド主演『白い肌の異常な夜』のリメイクだそうで、私は未見でしたので楽しみにしていました。キッドマン、キキちゃん、エル・ファニング。歴代の美しいブロンドの品のある女優が勢ぞろい。その美女たちが「欲望のめざめ」ですって?期待しちゃうじゃないですか?
そんな女の園に迷い込んだのは、コリン・ファレル演じるハンサムな北軍兵士。うらやましいじゃないですか。そのマクバニー伍長の身体を拭くシーンがありました。そこでこれは「女性目線」なんだと判りました。ソフィア・コッポラ監督はいつもそうなんですね。だから、男性目線で追ってしまうと、つまらなく感じるかもしれません。
先生が「とっておきの勝負下着」で今か今かと待っていると、男は生徒の部屋へ。その伏線はなかったから、ちょっとびっくり。そして事故、切断。その後の暴力的な豹変。映画を見ている分には「豹変」に映ってしまったのは残念。マクバニーの気持ちの描写も、女たちの欲望も、今一つでした。
「Beguiled」という言葉は、「だます、欺く」という意味と、「魅了される」という意味があるようで、その両方なんでしょうね、このタイトルの意味は。
もう15年前なら、生徒役がキキちゃん、先生がキッドマン、そして園長はミシェル・ファイファーあたりだったと思います。
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