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[コメント] 孤狼の血(2018/日)
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★4組織暴力の突き詰めも、組織と個人の間に作用する緊張力も、徹底的に21世紀的アップデートを遂げたやくざ映画。組織暴力を警察の側から描き、かつ警察組織の骨肉までえぐるストーリーの目配りに震える。マキノ、山下、深作、鈴木、笠原らの先人も快哉を贈るだろう。 (ジェリー)[投票(1)]
★4松阪桃李が役所広司の後継者となるのか。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3ベタベタ暑苦しいチンピラと悪ぶって正義を捻じ曲げた警察のいたちごっこにしか見えない中で、昭和のギラギラ感がよい。伊吹吾郎の存在感。好き嫌いの問題なのか、血の演出がしつこくてイヤ。 (jollyjoker)[投票]
★4役所大先生の右も左もなぎ倒す全能感が次第にクセになり、戸惑う松坂との対比で黒い笑いのリズムを生む前半。キッタナイ役所大先生が大好きな私には最高のアイドル映画で、石橋御大との対峙など、願ってもない顔合わせが垂涎モノ。それでも、時代の中でこうあるしかない、汚れ承知の義だったという吐露と顛末も期待通りの絶対アイドル映画。 [review] (DSCH)[投票(1)]
★3役所広司はイッちゃってる時にこそ輝く役者なのに、何故かこの映画こそのこの映画で変に紳士なのだ。どうなってんだ? ☆3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票]
★3変に監察官とかママの過去とか物語をいじってる割には、心理戦が無く居心地悪い。ヤクザ映画の終焉を観た。 67/100 [review] (たろ)[投票(1)]
★4昭和テーマパークという趣のなかで、役所広司の両性具有的な立場が彼を宮崎アニメに出てくるような不可侵のヒロインに仕立ててしまう。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4中盤過ぎまで、これは和製「トレーニング・デイ」?なのかとも思ったが、そうではなく、童話「三匹のこぶた」を下敷きに、豚達の行き過ぎた反発ゆえに起こる更なる狼の磐石な狩猟本能の覚醒。「孤狼の血」が「小豚の糞」で始まりそして終わる事がそれを物語っている。 (クワドラAS)[投票(2)]
★3飽きずには観られるが、描き込み不足。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
★3ヤクザ映画は良くも悪くも「型」の妙義だと思う。だから役者には勉強になるだろうから今後も果敢に頑張ってもらいたい。 [review] (カプリコーン)[投票]
★3尊敬・友情と軽蔑・憎悪が混在する主人公2人の関係性に、東映『仁義なき』シリーズ1作目の文太と松方の関係性をついつい重ねてしまう。しかしながら、マル暴といえど警察組織。結局は“マトモ”な理性や政治的な駆け引きの範疇で、主人公達の暴走が抑えられてしまう。もはや暴力団を主体に一般映画を製作できない東映のジレンマを感じた。 (AONI)[投票(1)]
★4露骨な「仁義なき戦い」のオマージュであるし、今風に言えばリブートなのだが、本家よりも確実に観易い。過多な台詞で引っ張る物語はぶっちゃけラノベ的で、極道達がスカスカのアホに見えるも、役所広司の凄みと、正義の不在、混沌をしっかりと見据えた演出は見事。エログロ度はいつもの増し増しで快調。車、看板、ジッポ、自販機、黒電話など数え切れない細部に宿る昭和末期の場末感がたまらない。 [review] (まー)[投票(6)]
★4ヤクザだ、悪徳警官だ、東映だと喧伝するので『県警対組織暴力』を期待したが。まあしかたない。役所の暴走、江口の男気、真木の女気、石橋の狡猾、竹野内の千葉ちゃん、音尾の真珠、滝藤のギョロ目。北野武の「この野郎!バカ野郎!」とは違う正統派の怒号に浸る心地よさ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4江口洋介の若頭がハマりすぎてかっこいい。もう、ヤクザ以外の役は考えられない。 (ばかてつ)[投票(3)]
★4仁義なき』抗争集団劇として台詞の空隙と役者の弾不足が露呈する前半だが、中焦点多用のカメラの包括性と美術の踏ん張りが救う。終わったかに見えた終盤、俄かに映画は継承物語の文脈を獲得しベタなりの強度を纏い出す。パーティ急襲シーンは本篇の佳境だ。 (けにろん)[投票(6)]