[コメント] ディシジョン・アット・サンダウン(1957/米) - 更新順 (1/1) -
バッド・ベティカー+ランドルフ・スコットのミニマルだがよく引き締まった西部劇。タイトルの「サンダウン」は町の名前だ。全編、夕景及び夜の場面は無し。ある一日の早朝から午後のまだ太陽が出ている時間帯までの約半日のお話。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
ランデブの場所で一堂に会するまで、関係者の素行品性と来歴を一筆書きで素描しながら、一気呵成に対立の核心へ雪崩れ込む冒頭15分の手際はサスペンスの鑑のような美しさ。フックとは斯様に周到かつ大胆に構築されるべきと感動する。常に胸に一物ありそうなスコットの無思慮と直情径行が予定調和の一歩手前で騒擾の種を蒔く(意表をつく)。独りよがりなお騒がせ者が不面目なトリックスターとして受容され、翻身を促すアイロニー [review] (袋のうさぎ) | [投票] |