[コメント] 女と男の観覧車(2017/米)
「女」でいたい、満たされ願望の強い中年の弛緩したカラダをあらわにしたジニーケイト・ウィンスレットのヒステリックさがお見事。赤・ブルー・オレンジなどのライティングを上手く使い分けたワンショットも好感度高し。
『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット、本作のケイト・ウィンスレット、共にある意味汚れ役ではあるけれど、追い詰められ後がない女の危機感や焦りの表現が上手い。ウディ・アレンはある時期から方向を変えたのか、嫌いじゃなくなってきている。地味ながら、行き詰まりを感じる日々に共感を覚えるエピソードが満載で、掘り出し物である。
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