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[コメント] 白い肌の異常な夜(1971/米)
- 投票数順 (1/1) -

★5イーストウッドの「自虐趣味」や女にだらしない「無節操な下半身」の特質はこの映画や『恐怖のメロディ』あたりで決定的になっている。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
★4微妙な年代の女性たちが集う女学院に男が流れ着くという設定だけで期待感を持たせ、徐々に本性を見せる男の性欲旺盛振りを冒頭、12の少女にキスをするところで見せるさりげなさ。これを見た男は一様に女は怖いと思うしかないだろう。こういう人間の本性を見せられる映画は何度観直しても変わらぬ怖さがある。 (モモ★ラッチ)[投票(3)]
★3退屈した人間達は手身近な愛や性に身を委ねる。理解はできるけど、女性の心理描写が浅過ぎません? (のの’)[投票(3)]
★3まず、この邦題をつけたセンスに脱帽(適当につけただけのような気もするが)。人はみな須らく劣情を秘めているという人間観に基づいている、というか、状況に興奮するアダルトビデオ的発想と言えなくもない。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★3自分の中ではイーストウッドが山田康雄とセットだった時代の作品。TVで鑑賞したがたぶん邦題にだまされて熱い視線で食い入って観ていたのだろう。細身の彼はいかにもモテそうな容姿で、これからどんなことが・・とワクワクしていたのだが、結果、気分はどん底。見せ方が安っぽかったのが気になったのも覚えている。 (tkcrows)[投票(2)]
★3まあ、異常と言うか自業自得だろって感じだが、笑えるぐらいのイーストウッドのおイタぶりはあの時代背景・状況を考慮すれば男として正常範囲だろう。また女性陣も終いには男欲・独占欲を曝け出し、これまた女の園での生活を考慮すれば、全くもって正しい。よって大して異常ではないと思うが、この現実感だからこそ薄ら寒い余韻を残す。 (クワドラAS)[投票(2)]
★3熟女の性欲と女の甲斐性。パラメーターの複雑さがペイジの造形を曖昧にしてサイコ化する筋が、イーストウッドの性欲の在処までも乱調させて不明瞭にする。彼の視点に受け手が定着できず、その被る恐怖が見えてこない。 (disjunctive)[投票(1)]
★3ヒーローが不在で、登場人物全てが小者という意味で画期的なハリウッド映画。こうした設定やプロットが、戦争という特殊状況によるだけでなく人間本性に基づいているという洞察も深く、かつニューロイックなおかしみを醸す余裕。ぬめりとした画面の質感が主題にあう。 (ジェリー)[投票(1)]
★3ヤロー不在の平成女学園でエロゲ主人公ばりにモテモテのイーストウッドだが、物語は速やかにおっかない展開に。モテモテウハウハなんかあるか…! エロゲじゃあるまいし…! そりゃそうだよな。スティーブン・キングの小説「ミザリー」に影響あり。 (ペンクロフ)[投票(1)]
★4動けないイーストウッドという設定を退屈させるどころかこの上なく魅力的な設定に昇華させたシーゲルの繊細な演出。中盤までのひとつひとつのショットが様々な伏線として映画的に機能するその醍醐味。奥行きのあるサーティーズ撮影も素晴らしい。 [review] (ナム太郎)[投票(1)]
★4とんでもない邦題だと思ったが、見終わってみると、意外なほどにぴったりしたタイトル。男であろうと女であろうと、確かに白い肌にとって異常な夜だった。あー怖っ。 (シーチキン)[投票(1)]
★4ハレムの慰み者たちが、一転して牙を剥く…ちなみに、修道院ではありません、女学校です。 (りかちゅ)[投票(1)]
★4どうなってもいいから、一度こういう状況に身をおいてみたい! (大魔人)[投票(1)]
★4珍品。おそらくはドン・シーゲル監督が、進むべき方向を模索しながら試行錯誤を繰り返していて偶発的にできてしまった作品だろう。原題は「慰み者」といったところか。まさにそれにふさわしい、独特の不快な恐怖感が描かれている。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(1)]
★3この異常さは手ぬるい。 [review] (くたー)[投票(1)]
★0おおむかし、深夜のテレビ放映で観た。始まってからもずいぶん長時間、「ポルノだ」と思い込んでいた。期待を裏切られ、採点不能。 (カフカのすあま)[投票(1)]
★3恐怖イメクラ「女の園」。そこではむせかえるような腐臭が漂っている。 (crossage)[投票(1)]
★3さすがのイーストウッドも…。ちなみに邦題からポルノめいた作品を想像してはいけません。 (丹下左膳)[投票(1)]
★312歳の子に年齢を聞いたうえでキスをするイーストウッド、邦題に偽りなしです(嘘)。 ねちっこい心理描写は少なめで、サクサクとテンポよくストーリーは進んでいきます。 相手の年齢や性格に応じてセリフも態度も使い分けるクリント・イーストウッドのテクニックをマスターすればあなたも同じエンディングを、、、 (さず)[投票]
★4互いの嫉妬心は、互いを傷つけ合うことなく部外者へと向かう。すべてを内向きに変換するブラックホールのような、この女たちの歪んだ結束力は、宗教的な上下関係がもたらす隠ぺい性が、さらに戦時の閉塞状況下の連帯性によって強化された結果に由来するのだろう。 (ぽんしゅう)[投票]
★3男はけもの、女は嫉妬の動物。 (KEI)[投票]
★4女性の描き方の正誤などどうでもよく、ただひたすらシーゲルの快調なサスペンス演出を楽しめばよい。ローキーの画面や語られない過去、虐げられる主人公などイーストウッドへ継承されたものがよく分かる。また、スパニッシュ・モスの撮り方やフラッシュバックの見せ方など、タランティーノが『ジャンゴ』を作る際に参照したことは間違いないと思われる。 [review] (赤い戦車)[投票]
★3怖さの話だと思うんだけれどちょっと不自然なところがある。 [review] (t3b)[投票]
★4女社会のしがらみに抑圧された淑女の内に秘めた性欲の怖さに身震いします。人間配置、状況設定の妙。女の性は素直でないのが当たり前。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票]
★3最初はニヤニヤしていたイーストウッドの顔がだんだん険しくなっていき・・・。これを自身の最高傑作と言っていたらしいドン・シーゲル。彼の女性観が興味深い。 (AONI)[投票]
★4つつましい台詞の後に流れる独白が怖かった。南北戦争と隔絶された世界という設定が好き。 (YO--CHAN)[投票]