ラスト。ヒューストンが金を奪うため息子キューザックを刃物で殺しますよね。嘘、冗談だろうと思ってたら、泣きながらやっちゃった。

ちょっと近親相姦的なところも匂わせていたから何かあったのかもしれないけど、でもそれはないよなといった感じ。新しいオンナがまさにそこにあった。ヒューストンは上手い。最高作じゃないかな。キューザックも今じゃ大物になったし、ベニングもある意味では嫁姑のあの感じを上手く出していた。（そういう関係ではないが）。

そういう意味では男を巡る三角関係といったほうがいいのかも分からないけど、この三人、別に同居しているわけじゃないし、男を取り合っているわけでもない。愛憎の内側に常にカネが潜んでいるといった感じ。

勿論、寓話と僕らは感じ取ればいいのだけれど、超面白い映画でした。