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[コメント] ロケットマン(2019/英)

むろん歌詞やメロディーの良さがあるにしても、エガートンの唄もなかなか。詩の心みたいなものをつかんだ感に溢れる「ユアソング」作曲シーンが白眉。
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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 ゲイを公言したミュージシャンで、貴族に叙された方。という以上のことを、エルトン・ジョンについてはあまり知らなかったのだと、知らされた。もう少し知っていれば、さらに少し楽しめたかもしれない。でも、未熟な心のまま大人になってしまった男で、周りを多く傷つけたことだろうが、それ以上に本人が傷ついたのかな、なんて思わされた。今は人に尽くす人生を送られていることに安心する。

 エルトンをパーティー・ピープルに仕立て上げ、たかり、むしり取り続けたプロデューサー、ジョン・リードって、『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーにそうしていた男と同一人物なのか。フレディには突然切り捨てられ、哀感もあったが、本作ではエルトンが死ぬまでむしり続けると公言するドス黒さ。こっちの方が実像に近いのか。恐ろしい人物だ。くわばら、くわばら。

80/100(19/8/31記)

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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