[コメント] ディリリとパリの時間旅行(2018/仏=独=ベルギー)
帝都物語・巴里篇。ベル・エポックを現代の倫理観で無理やり描いており薄ら寒い。嘘八百で理想化したり、「家畜人ヤプー」みたいな陰惨もあったりでかなりムチャクチャ。インテリ特有の悪臭。
アニメーションとして決定的にまずいのは、ディリリを三輪自転車の荷台に載せてしまったことだ。これで彼女の能動性は死んだ。主人公の資格を失った。こういうところに作り手の傍観者的な生き様が出てしまうので、表現とは怖ろしいものだと思う。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。