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[コメント] 愛に濡れたわたし(1973/日)

大雑把な作劇だが宮下順子がやはり抜群。情に厚い造形とクールな入墨の落差が芳しく、無理筋な話をリアルに成立させてしまった。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







石津康彦のアパートの入口には住所表示があり、ネットで探したら下北沢のスズナリ横丁の隣だった。民家に隣接する田圃やゴルフの打ちっ放しなど、突然の風景描写にとてもいい味があるのだが、下北沢近辺にも当時は田畑が残っていたということだろうか。

石津のやさぐれた造形もとても魅力的。地井武男の『劇映画 沖縄』ほか『神々の深き欲望』や『祭りの準備』にも出ていた俳優らしい。スケバンの中川梨絵はなぜか脱がない。ジャジーなギター他の劇伴もとてもいい。

(評価:★3)

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