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[コメント] スプリングフィールド銃(1952/米)

これはかなりプロット展開の面白い西部劇だ。善玉、悪玉がシフトして驚かす。一方で、これも斜面の西部劇であり、岩山の西部劇なのだ。
ゑぎ

 中盤、馬喰のデヴィッド・ブライアンを北軍が狙うシーンは斜面を使った人馬入り乱れるアクションシーンで圧巻。また後半のクライマックスも高所(崖上)から敵を狙い撃つ高低の見せ場であり、ラストは岩場での一対一の対決になる。それに馬車や馬の疾走シーンも良く撮れている。或いは砦の朝の光など、ほんの数秒のカットの挿入で映画の感情を盛り上げる術も見事なものだ。矢張りアンドレ・ド・トスの西部劇はいい。出番は少ないが、クーパーの奥さんを演じるフィリス・サクスターの清楚かつ知的な美しさも特筆すべき。

#備忘で配役などを。

 ゲイリー・クーパーは北軍の少佐。デヴィッド・ブライアンは民間人の馬喰。馬を盗み、南軍に売る一団のリーダ。ロン・チャニーJr.はブライアンの手下。よく目立つ悪役。ブライアンの手下には他にアラン・ヘイルJr.がいる。気のいい兄ちゃん。

 クーパーの上官の中佐はポール・ケリー。砦の指揮官。前半、クーパーと敵対している将校はフィリップ・ケリー。その他、北軍の砦には軍曹グイン・ウィリアムズや若い兵士のマーティン・ミルナーがいる。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)袋のうさぎ

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