[コメント] ホテル・ムンバイ(2018/米=インド=豪)
地元ポリスコンビを漫才にしてしまうアジア的叙法と銃殺の現場を生態的に捕捉する距離感。相矛盾する感覚の通底にあると思われる通俗趣味は、筋に方向性を与えない代わりにその可動域を広くして次々とギミックを展開する。
人間性を試す修羅場を量産し、終始性欲によって稼働するイケオヤジと童貞の毒が回って荒れ狂う若者たちを対比しながら、問題の根幹たる無学・貧困そのものへの憎悪に到達する。
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