[コメント] TENET テネット(2020/米)
相変わらず情報量が多い(ように見える)ので、見終わってやっぱり疲れる。
この監督の持ち味はとにかく内容が濃いということ。なので、いつも見終わるとどっと疲れが来る。
つまり緩急がなく、急々な展開なのだ。ほっとできない。 観客にも好みがあり、ノーラン作品が好きな人もいれば苦手な人もいる。 自分は苦手ではない。でも格別好きなわけでもない。 その証拠にいまだに『インセプション』と『プレステージ』は最初の10分しか観ていない。『ダンケルク』などは冒頭すら観ていない。 しかし、彼の作品の円盤の保有率はかなり高い。 自分にとってのノーランはそういう監督なのだ。「絶対に観る。でも、それがいつかは未定」
本作の特筆すべきは同じ画面の中の順送りと逆回しの同居に尽きる。 しかし、それが物語に組み込まれているのでついつい考えてしまって置いてけぼりを食う。
この作品はもう2回は観たい。 しかし、その観たい気持ちも要は「再検証したいから」であり「面白いから」とはちょっと違うのだ。
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