[コメント] 未知との遭遇(1977/米)
あの旋律と形状に魅了される人々・・・。この発想の元
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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未知の異生物とコンタクトを取る時、音が重要になるのは猫と仲良くなる時に「ニャーン、餌あげようか?チチチ」と言うのに似ている。つまりまず仲良くなるためには相手の波長に合わせ、相手が仲間だと思う音を奏でる必要があるわけだ。
音楽が廃れないのも人間にとって未だに重要な要素である事を証明している。猫は猫の声にうっとりするしカラスはカラスに共鳴する。
そして生物は異性の形、特に性的魅力のある部分に魅了され続ける。これも同上の理由だ。牛は牛に、人間も人間に魅了される。
自問自答だが「何故自分はある系統の女性の声と体形、顔に弱いのだろう?自分の中にそういったプログラムが隠されているのではないか?」とよく考える。そしてこうも考える。「これら個人的な好みを全く別の質問事項から統計的に取りその人が魅了され得る最高の異性(声、顔、体形)をプログラム上で作成可能なのではないだろうか?」と。
この映画であの山に向かっていく人々は本来異姓にだけ反応する音、形のプログラムを書き換えられた人達だ。家の中で洗脳された人があの山の形状を作りあげていく行為を見ていてふと思い出すことがある。
「俺が考える最高の女の子にこんな事やあんな事をさせたい!」って一心不乱でエッチを書く漫画家。「好きなあの子にこんな事やあんな事をさせたい!」って一心不乱で画像編集に励むCGクリエーター。こういうのって考えようによっては崇高(神秘的)な行為に思えませんか?
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