[コメント] Away(2019/ラトビア)
多くのインディーズゲーム、とりわけ上田文人作品の影響下にある… ただの真似と言ってもいい。
それらのゲームが評価される理由は決まって「シンプルで独特の世界観」ってやつなのだが、要するに貧弱な制作体制を逆手にとって、世界を「切り口」のみで見せちゃおうという弱者のメソッドによるものだ。小さなモチーフを深遠なものとして扱い、退屈さえなにやら意味ありげに見せる。それでもゲームはプレイヤーが操作するものであるゆえに、体験の「手応え」はプレイの記憶となってプレイヤーに刻み込まれる。この映画が弱いのはまさにここだ。長期の集団作業と制作予算が必要なスペクタクルを、個人のパソコン制作でなんとか誤魔化している。個人の習作の域を出ないものと思う。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。