『Ｑ』が公開されて、やっと終わりだなと思い、それまで溜まっていたものを整理して(観賞して)みたら、2021年かよ。…

『アキラ』『ナウシカ』とか悪い先輩が沢山いるからってよォ、もう。

ともかく＜置き忘れられた時間＞は良かった。穏やかな昼間の世界を<死>が支配しているのも良かった。やはり<死>の支配が「ヱヴァ新劇場版」の一番の魅力だろう。

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碇ゲンドウの執着は理解出来る。動機として異論は無いが、世界が個人に収束する時、その他の存在を「無かった」事にしているのが許せない。日本人は個人に閉じていく作品が本当に好きだと思うが、他者との軋轢(「あんた馬鹿ァ？」のようなお為ごかしでなく本当の軋轢)を省略するな、と言いたい。(ヱヴァに限った話じゃないが)