[コメント] 心の傷を癒すということ 劇場版(2020/日)
スーパーマンじゃなく、等身大の一人の人間として、心が傷ついた人々に寄り添うということ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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阪神淡路大震災25周年で製作されたNHKのドラマ。これが評判を呼び、劇場版として再編集された。これは15周年で製作されたものが映画化された『その街のこども 劇場版』と同じ流れだ。
「こころの傷を癒す」という言葉自体も、今は割と普通に使われていると思うが、その当時はまだ馴染みのないものだったんですね。
「精神科医」というもの、「精神病院」という場所からイメージされるもの、それは映画の中にも登場している。主人公の安先生がそれを選んだことも、震災という非常事態において人々に寄り添うことも、心突き動かされて迷いなく体が動いた、そんなように私は感じた。実際の安先生もきっとそうだったんだろう。
近藤正臣演じる恩師が病院にお見舞いに来るシーンで泣いてしまいました。
余談:東日本大震災の時、そういったものが行き過ぎたのか、被災地の避難所に「心のケア、お断り」と書かれた貼り紙があったのは、皮肉ですね。
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