コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ファーザー(2020/英=仏)
- 更新順 (1/1) -

★3もとが舞台だから仕方ないかもだが、場所の移り変わりが少なく画面に華はない。現実と妄想ミックスは薬中サスペンスと比較化できずだが、最後の退化には泣かされる。人生はそれでも美しいか? 69/100 (たろ)[投票]
★4観ていて理解が追いつかず、自分が呆けたのかと思わされる。観終わった頃に、「あぁ、認知症患者というのはこういう状態のことを言うんだな」とようやく理解する。呆ける前に死にたい。 (IN4MATION)[投票]
★4現実と幻想が入り乱れ、よく分からない。でも、キーは有ったはず。これから観る人は挑戦を。私は自分の両親を思い出していました。ビゼーの名曲 Les Pecheurs de Perles-−Romance(真珠採りのアリア)。今後聞いたらあの娘さんと、やっぱり両親を思い出すだろう。 (KEI)[投票]
★4テーマを掌で転がすプロットと編集の手管は、介護疲れや虐待をもさらりと盛り込みつつ深追いしない卒のなさも、稀代の独演で締められたら、現実への帰着にぐうの音も出ない。ただ、サスペンスへの期待を膨らませる前半の引きに『マルホ』的飛躍を期待してしまった。 (kiona)[投票(1)]
★2A・ホプキンスの独壇場。それは素晴らしい不穏な演技だった。でもそれだけだ [review] (クワドラAS)[投票]
★4景物映画に相応しく老人は一個の静物に還ろうとしている。時を知らぬ物はその同時性をランダムな記憶へと翻訳する。が、主客をぼかす客体化の衝動は技術的要件の支配でもある。もっとやりようがあったのでは。そう思わせてしまいかねない。 (disjunctive)[投票]
★4ホプキンス老人は腕時計と家(作中でフラットと称される)に執着する。「いま」「どこ」にいるのかが、自分とこの世をつなぐ最後の“拠りどころ”なのだ。思えば映画はこの世で唯一「時間と場所」を操ることができる魔手だ。だからこんな恐ろしいことが出来るのだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
★5映像を撮って編集する(CGなどいらない)。それだけでここまでのことができるということを改めて思い出させてくれた一本。傑作。 (ツベルクリン)[投票(1)]
★4おかしいと思う自分がおかしいと気付くことは永遠にないのだということを、愉しいこと悲しいこと怖いこと腹立つことの記憶の断片が混じり合い顕現する様で紐解く。ニューロティックな作劇を昇華させるコールマンの静かな哀しみとホプキンスの無垢。 (けにろん)[投票(2)]
★4ずっと続く不穏な感じがたまらない。当事者視点の映像化がすごかった。 (ぱーこ)[投票]
★4ファーストシーンを眺めていて、なんと凡庸な演出の映画なのだろうと思ってしまったのだが…それも束の間、不条理が急展開していく世界に目が離せなくなる。まるで『マルホランド・ドライブ』。 [review] (緑雨)[投票(1)]
★3怖い怖い。DHAとか飲まないと。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★4役名もアンソニーの、アンソニー・ホプキンスと一緒に観ている者も混乱する映画。アンソニーの役者生命も、もう終わりだと本気で思いたくなるほどの演技に涙を誘われる。 (もがみがわ)[投票]
★4映画の虚実、真実性についての映画。アンソニー・ホプキンスの認知の錯綜が、映画として、とても良い加減(いい塩梅)なのだ。錯綜は、人物、その発言、物(美術)、場所、時間などで発生する。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]