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[コメント] 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2021/英=米)

ダニエル・クレイグ版ボンド、大好きでした。ありがとう、さよなら。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







と、お別れの言葉を最初に書かせてもらいました。それまでのシリーズとは一線を画す、画期的なボンドでした。そして、1作目からちゃんと「続いてる」んですね。

とはいえ、この映画単品で評価した時には、やっぱりちょっと物足りなかった。これが感想です。私の理由は「今回の敵」です。サフィンという名の今回のボスだが、まず、MI6、スペクター、サフィンの三つ巴という構図からして面倒くさい。そして、スペクターが開発していたのか、MI6が開発していたのかよく判らない「兵器」(ヘラクレス作戦ってなんだ?)を、サフィンが奪ってスペクター軍団をせん滅させた、ってことらしいが、ずいぶんと「都合のいい兵器」だ。DNAを読み取って「個人にだけ適応する」はずだったのに、違うのか?

あと、サフィンの目的とかも判らない。畳の部屋だったり、能面だったり、作務衣だったり、「日本っぽい」のは、まあいいでしょう。でももったい付けた割には「ただの悪党」だし、人質のマチルダをあっさり手放したり、彼がボンドとマドレーヌにちょっかい出す理由がない。

だから、「作戦」自体がいい印象が残らなかった。

そして「ボンドの幕引き」は私は気に入ってます。それが「見たいもの」かといえば違うが、子供の存在も、土下座のボンドも、そして「最期」も。いままでとは違う007なんだから、今までと違う幕引きでもいいとは思う。

「余計」と感じたのは、「Q」の部屋を訪ねてくる予定だったのが「彼女」じゃなく「彼」だということ。ベン・ウィショーという俳優だからの「あてがき」なのか?でも不要だ。それとも私が遅れているのか?

(評価:★3)

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