2時間、飽きることはありませんでしたが、「こいつが何かやりそう」ってのが読めてしまったり、会社側が「隠し事」を隠蔽したりとか、この手の映画の「テンプレート」みたいなものに、実に忠実だ。（ＣＥＯの立ち位置は意外だったが）。

あと、「地下の現場サイド」の描写が、もうひと工夫欲しかった。隠そうとしている側も、自分たちの命の瀬戸際だという緊張感がない。「口減らし」しても、時間の問題なわけだし。そして結果的には救出には時間がかなりかかったので、「助からない」と言われていたはず。なにか「時間を延ばす手段を考え付いた」とか、せっかく地下にも「正義の人」を置いたんだから、ひと工夫あれば、と思いました。

「アイスロード」という、もう一つの主役が、せっかく面白い舞台設定なんだから、薄氷との闘いをストーリーの中心にしてもいいのでは。弟と、フィッシュバーンの使い方は、面白かったと思います。