[コメント] 偶然と想像(2021/日)
偶然と想像ってなんだろう? と思っていたのが3つの短編映画を見て腑に落ちる。でも、「偶然と想像」というお題を出されて凡人はこんな物語を作れるだろうか。唸った。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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1話目は観ているうちに舞台を観ているような気分になってきた。2話目、佐川急便……、そしてラストにわかるわかると大いに頷く。特に好きだったのは3話目。ラストシーンの抱擁2回もとても良くて。
緊張感のあるセリフの流れの中に、ふと緩みというかユーモアというか息継ぎというか、とにかく「ふっ」と笑ってしまう場面がところどころにあった。そして、その緊張から弛緩への空気感をたくさんの人々と体験をできたのは得難い感覚だった。
コロナ蔓延の状況下でも何度か映画館には行った。しかし、人はまばらだったことが多かったので今日のように満席状態というのは本当に久しぶりだった。ほんとに、映画をみている人たちの空気がふっと緩んだ瞬間があって面白かったなあ。
パンフレットによると「『偶然と想像』は全七話を予定している同名シリーズの第一弾として、その第一話から第三話を収めています。」とのこと。また続きを観られるかと思うと楽しみです。
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