[コメント] 余命10年(2021/日)
若者向けのお涙頂戴ものかと斜めに構えていたが、意外と丁寧に作られていた。というか、丁寧なのは芝居か。
ストーリーは確かに若者向けのお涙頂戴なのだが、それぞれの役者の演技が素晴らしく、作品を上質なものにしている。
主役ふたりは勿論、病気の友人を見守る友人、家族、焼鳥屋のオヤジ、医者。登場人物全員の芝居がとても自然で、全体的に「お涙頂戴にありがちな白々しさ」を感じない。だからこそ桜の場面や落ち葉の場面、いわゆる見せ場が一層映える。
ただ、やっぱりストーリーはお涙頂戴で、どうしてもキレイゴト感を拭えないけど。まあリアリティではなく美しさを追求してる作品だからそれでいいんだろう。
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