[コメント] さがす(2022/日)
要所要所で予想の斜め上を行く、まさに「力作」。☆4.4点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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適材適所、見事な役回りを果たした佐藤二朗と伊東 蒼。特に伊藤 蒼という役者については、出演作に恵まれてきたとも言えるが、起用に応えるその胆力には驚嘆するしかない。清水尋也も嫌いなタイプの役者なのだが、今回は見事にハマっている。
娘はいつから気付いていたのか。無論、父親のスマホを手にいれた時からなのだろう。母親の死が父娘で(そして社会的にも)どう処理されたのかが不明だが、父親の謎を知りながら娘はその帰還を受け入れた。父は表彰され、報奨金で卓球場も再開した。しかし父の謎は父を手放さなかった。娘は死神の先手を打つ。そして、やっと父親をその手に捕まえたのだった。
品川 徹の登場で映画の決意を見た。当然好事家は知って若い男を招き入れた筈だ。であるなら散々撒き餌を撒いた老人卍には、是非とも軽率な未熟者を返り討ちにして更なる高みへと引き上げて欲しかった。全然違う映画になってしまうが。w
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