[コメント] ナイトメア・アリー(2021/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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ギレルモ・デル・トロは相変わらず傷口とか縫い目とか大好きですな。
この映画が始まって早々、私は「江戸川乱歩的だなあ」と思って観ていました。その結果、割と早い段階でオチが読めてしまったんですよね。そのせいなのか、あるいは「小噺」的なオチつけ方のせいなのか、終わってみたら「こんなもんか」感があって、この評価。面白くは観たんですけどね。小噺的というかショートショートというか、そういうオチの付け方って、短編小説ならいいけど、映画だと「古臭い」と思っちゃうのは何でだろう?
劇中、「チャップリン似の男がポーランドに……」とヒトラーを揶揄する台詞が出てきます。これ、この映画のテーマに関わると思うんです。この映画の主人公ブラッドリー・クーパーの「独善的」思考こそ、独裁者に至る(普遍的な)元凶なのです。 ちなみに主人公ブラッドリー・クーパーが「絶対に酒を飲まない」のは、『ハングオーバー!』の反省からだと思うんですけどね。違うね。
実はこの映画に関する私の最大の感想は「ルーニー・マーラ超可愛い」。『キャロル』でケイト・ブランシェットと同性愛の関係を演じてるんですよね。ちょっと前までドラゴン・タトゥー入れてたのに。興奮する。旦那は『ザ・マスター』ホアキン・フェニックスだからね。興奮する。えーっと、何の話だっけ?そういうメイクしてんのか、単純に私が久しぶりに見たせいなのか分からないけど、ケイト・ブランシェットもウィレム・デフォーもロン・パールマンも、スマホのアプリで加工したような顔してない?
我ながらそんなオチか。
(2022.04.02 吉祥寺オデヲンにて鑑賞)
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