★5 | アンチドラマ叙法を脇に置きグラフィックな光彩を意識した撮影がホン・サンスの転回を思わせるが彼女の目に映る記憶の刹那な浄化として必然だった。呑み語り場の翌朝、断ち切られた縁に哄笑するイ・ヘヨン1人芝居の独壇。そして彼女を包む優しい光。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | これから起きることに意味を見出さない。過ぎ去ったことに意味を求めない。それが今するべきことのすべて。希望も郷愁も封印し目の前のものがすべてだと思い込もうとする。そんな彼女はうまそに煙草をくゆらす。喫煙は自らに許した「今」の存在を確認するための赦し。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | [ネタバレ?(Y1:N2)] 米国から一時帰国している女性サンオク−イ・ヘヨンの、ある早朝のシーンで始まり、翌日の早朝までの丸一日のお話。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | ホン・サンスの映画って、普通の映画のように「さあ今から映画が始まるよ」といったところが全然ない。あたかもそこらの小説を読むように自然に入り、そしてしかしラストで読者は思いがけない発見をして何それ?で終わるのだ。 [review] (セント) | [投票(3)] |