[コメント] 恋人までの距離〈ディスタンス〉(1995/米)
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出会って直ぐ、好感触なフィーリング。そして、あんな・・・難しい重めな話題の数々や、セックスについて等、討論出来ると・・・運命感じちゃうかもしれない。
『ビフォア・サンセット』 で明らかにされるが、本作ではふたりがセックスしたかしてないか曖昧な描写(と言うか、観る者に想像させる形)になっているが、してようがしてなかろうが、そんなのは問題じゃないって言う事が、本作からは伝わってくる。
初めて本作を観たのは、確かビデオレンタル始まってすぐの頃。当時は私は確か高校生。 年齢的に結構身近な話の様な、まだ掛け離れた話の様な、微妙な年頃で、 出会ったその日にエッチして(朝セリーヌはキャミワンピ1枚になっていたから、ヤッたんだな。と思った)、どーせ2度と会わないだろーに会う約束をしてサヨウナラ。有り触れた話を綺麗事に仕上げて。あざとい。と思っていた。変にすれていたのかもしれない。
『ビフォア・サンセット』 鑑賞にあたって久々に再見。するとどーだろう?当時とは感想が違った。映画を観て語る,食事をして語る,遊園地や動物園に行って過ごす等しなくとも、2人は会話が尽きなかった。自分を飾り良く見せようともせず(していたかもしれないけれど、気にならなかった。時折感じる節はあったが可愛いと思える程度)、色々なテーマについて討論し、耳を傾け,衝突したり,意気投合したり。何ヶ月一緒に居たってそう言う関係にはならないかもしれない程2人は自然体で意気投合していた。
微笑ましく、羨ましく、ラストが近づいていくうちに切なくなり、いとおしいと思える1本になったので、採点アップです。
05.03.13 ビデオ鑑賞/05.13.18 記述
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