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[コメント] 価値ある男(1961/メキシコ)
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★3パントマイムに見えるほどに演技を重ねる三船。それは異国で自分を認めさせるゆえか。情婦の背中を搔き、十字架を弄び、彼の手の芝居は不自由なラテン系の言葉を代弁するかのようだ。主人公は『赤毛』のように自分を見せびらかそうとして煩悶し、この「自分探し」というにはあまりにも切実な役回りを誇示する。ただ、過剰なプレイともとれるが。 (水那岐)[投票]