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[コメント] ケイン号の叛乱(1954/米)

今更そんなことを言われても・・・
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







問題にしたいのは、ラスト近くのパーティ会場での弁護士の発言。「館長は君らに協力を求めた。だが、君らは彼を認めず、背を向けた。罪は皆にもあるのではないか。」

一見もっともな意見のようにみえるが、あれだけいじめられた後で、そんなことを求められても、そんな気になるやつはいない。この意見は理屈としてはあり得るが、現実的には感情的には無理なことだ。

あの弁護士は、分かっているようで分かっていなかったのかと、残念ながら思わずにはいられない。

他人には、出来るだけその人の立場に立って理解して、優しく接したいと思うが、どこまで耐えればいいのだろう?

(評価:★4)

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