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[コメント] この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019/日)

追加された映像を含めて2時間48分。「長いよ」とも思うが、「すでに完成された映画」に、新しく映像を足したら、ずいぶん違った印象の映画になったのも確か。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







これは、もともとあったものから、「削って」2016年版ができたのか、それとも新たに制作したのか、よく判りませんが、公開が当初より1年も遅くなったのは大変残念です。

主に追加されたのは「大人の物語」。そのほとんどを占める「白木リン」の物語。そしてそこから生じるすずの葛藤、そして「夫婦生活」まで。それを足したことで、やはり「対象年齢が上がった」感はあります。もともと「アクション」は「青年誌」なことはわかっていたが、やはりずいぶん違った印象になりました。

もうひとつ、子供時代のすずと水原の「鉛筆」の話が、新しい映像で補完されて、水原の「人となり」がよく分かった部分でした。

(評価:★4)

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