[コメント] ゴジラ-1.0(2023/日)
神木君の神通力は尽きてしまったのか…? ☆3.7点。
敗戦の深手も癒えぬ間に襲い来る大災厄とは、キティ颱風・伊勢湾颱風の様なものか。しかし作品自体は容赦無い災厄(ゴジラ)と言うよりは「終わらぬ戦争の悪夢」を表している様に見えた。<核という人類が罹った最悪の悪夢>を離れるとなれば、監督は、作品は、いま作る意味として何を描きたいのだろうか。正直、そこが良く解らなかった。
十代の若者と観に行ったが、彼の時代認識の浅さに驚いた。売春婦(パンパン)・特攻崩れ・アプレゲール…、誰からも教わっとらんのだから知らんで当たり前なのだろうが(俺の責任なのか?)、彼らが観る映画としては寧ろここなのか??とまた分からなくなった。
浜辺美波はもう一寸演出してやらないとと思ったが、神木隆之介が普通の現代俳優になっていたのには少々幻滅した。少年期迄の彼が纏っていた(憑いていた)<もの>なら、全く違った特攻帰りを演じられたのでは無いだろうか。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (7 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。