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[コメント] 枯れ葉(2023/フィンランド=独)

フィンランドの市井の人々。蓄えがあるわけでもなく、仕事も最下層といえる重労働の毎日。それは男も女も分け隔てない。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







狭い小さな部屋でラジオを聴く女。いつも聞こえるのはウクライナへのロシア侵攻。チャンネルを変えると音楽が言語は不明だが、日本の懐かしい曲が流れる。貧乏だが、なけなしの金で友人と行くカラオケバー。そこで女は男と出会う。二人はただ見つめるだけ、、。二人の最初のデートはゾンビ映画。楽しんだ後、二人は次回の出会いを約束する。だが男はそのメモ書きをなくす、、。

もうなにも書く必要はない。カウリスマキの世界がそこにあふれている。レトロな音楽がずっと流れている。ささやかな出会いと二人で過ごす時間があれば人は生きていける。それだけで十分なのだ。ふと自分に戻る。汚辱にまみれた私でも、心を勇気を信じたい。

(評価:★5)

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