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[コメント] しのび逢い(1954/仏=英)

フランス版『アルフィー』?…あ、逆か。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 フランス製艶笑作品…と言って良いのかな?邦題では「リポア君の恋愛修行」という実も蓋もない副題が付けられる。

 と言うべき感じで、あらゆるものに優先して女性を口説く男の話。ただ本作の場合、恋愛ものと言うよりもフィリップの暴走っぷりを楽しむのが正しい観方だろう。

 フィリップは確かに凄い美形ではあるのだが、何よりこの人の場合は演技力があるし、その美形を逆手に取ったドジっぷりを楽しめるのが良い。その意味では本作と『花咲ける騎士道』(1952)が彼の代表作として考えられるだろう。こういう役を演っていても嫌らしさを感じないのがフィリップの巧さだろう。

 そう言う訳で恋愛映画が苦手な私が結構楽しめた作品だった。まあ私がフィリップ好きだってのも大きな理由だろうけどね。

(評価:★3)

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