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[コメント] 幕末太陽傳(1957/日)
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★5「コホッ、コホッ」。笑いの影に、常に死の影が付きまとう居残り佐平次の咳。人生なんて所詮「喜劇」なんだね。 (若尾好き)[投票(12)]
★5なんといっても裕次郎に喰われる気配を隙を見せないスパーク演技のゴッド堺に5点!! (ジャイアント白田)[投票(7)]
★3明るく振舞ってはいるが、決してポジティブではない。それどころか非常にネガティブなんだけど、それを肯定しているというか、「負」の空気が全く感じられない。 [review] (づん)[投票(6)]
★4今観るとどうかと思うが、当時の「常識」を寄せ集めた当時としては「非常識」な映画。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
★4フランキー堺が輝いている。ひょいっと羽織を羽織る所作といい、軽妙な掛け合いで、世の中をすいすい泳いでいく身の軽さと、その裏側にある病への言いようのない不安。それらを一身に背負い表わして、何とも憎めない。 [review] (シーチキン)[投票(5)]
★55点つけるしかねぇよな。 [review] (そね)[投票(5)]
★4「居残りの左平次」こそ、転換期を迎えた日本映画界に生まれた太陽である。 [review] (町田)[投票(4)]
★5地に足の着かない論議をする武士と、したたかにあるいは地道に生きる町人がとても対照的だった。 [review] (ハム)[投票(4)]
★5川島雄三のセンス、フランキー堺の動きの良さが見事。ブルーでハッピーな傑作。サヨナラだけが人生だ。 (みすず)[投票(4)]
★5逃げる人生も最期までやり通せばハッピーかもしれません。 逃げる覚悟をした人は、逃げているようで逃げていないからです。◎俳優(フランキー堺さん) (Ikkyū)[投票(3)]
★4フランキー演じる居残り左平次の痛快な小悪党ぶりに心が躍る。世が世なら大人物になっていたかもしれない労咳男の哀しい運命を引きずりつつ、「てやんでえ、俺は生きてやるんだ!」とずうずうしい生きざまを貫き通す様には涙を誘われる。 (水那岐)[投票(3)]
★3こんな「やんちゃ」な高杉晋作がおるけ? [review] (ボイス母)[投票(3)]
★5このフランキーの昏さ、いつご陽気さを失うか判らぬ喜劇俳優の危うさ。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★4やはりこのフランキー堺は決定的だ。感動的に面白い。堺のアクションとその見せ方の技術的水準の高さは全篇を通じて『小早川家の秋』の中村鴈治郎かくれんぼシーンに匹敵している、とまで云ったら云い過ぎだろうか。多重的な筋を一筆書きのように駆け抜ける話術の冴えも驚異的。 [review] (3819695)[投票(2)]
★5冒頭、現在(昭和32年)の品川のシケた景色が映し出され、すべては茶番に終わることが暗示される。そして繰り広げられる馬鹿騒ぎ…。終幕を迎えた「江戸」への惜別の宴― [review] ()[投票(2)]
★5ぐーにした両拳を胸の前で構え、首を左にちょい傾げ、大胆にも上半身をさらにぐぐーっと左に倒しながら駆けずり回る。これは演出じゃないだろう。これが「芸」、個人技の為せる業。真似してもいいが、怪我するな。 (sawa:38)[投票(2)]
★4石原裕次郎はあくまで石原裕次郎にしか見えず、それぞれのエピソードもそれほど面白くは感じられなかったのだが、フランキー堺を観賞するだけでも楽しく、その活躍ぶりも、舞台的な、目立ちすぎな感はなく、あくまで映画的な、キャラクターを際立たせたうえで、狭い中を縦横無尽に東奔西走する様は、それだけでも見る価値ありです。 [review] (モモ★ラッチ)[投票(2)]
★5あぁ、もう、好き好きッ。死ぬほど好きッ。 (movableinferno)[投票(2)]
★4わちきは野暮は申しません、ずばりトレ・ビアン!でありんす(←既に野暮) (レディ・スターダスト)[投票(2)]
★4主人公フランキー堺 の抜群の冴えと、未完成に見える石原裕次郎の対比がいささか居心地が悪い。小林旭西村晃に至っては生まれてもいない印象だ。それに引き換え、当時31歳の菅井きんは既に完成形だったのに驚く。小沢昭一南田洋子も完成形だ。映画自体も抜群に面白いが、豪華キャストの幕の内弁当的楽しさも味わい深い。 [review] (ロープブレーク)[投票(1)]
★4個人の事情としては、その性能はここに置いておくべきものではない。局地的なこの遁走願望は階級脱出の体裁をとりながら、マルサスの限界に達した近世社会の窮状を概観する。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4かつて後楽園ホールの名物だった「バルコニーでの攻防」 原点はコレだったのか!(違) [review] (3WA.C)[投票(1)]
★5落語好きにはたまらない。現代でも堂々通用するテンポの良い演出に驚く。佐平次が自分の咳を指摘されたときの一瞬の表情、画面の隅にちらりと写る物乞いなど、にぎやかな喜劇の底に流れる人が生きることの哀しみに胸を打たれた。 (イリューダ)[投票(1)]
★4予備知識なく見た。タイトルからは想像がつかない話(笑) 子供の頃、笑顔でも目が笑っていないフランキー堺を好きではなかった。でも、そのどこか冷めた目が、機転が利いて軽薄で死が身近にある佐平次の役にピタリとハマっていた。お見事! [review] (のの’)[投票(1)]
★5自分もこの旅籠にいるような気分になってめっぽう楽しかった。そして最後はフェリーニのような余韻。文句ない。 (ドド)[投票(1)]
★4フランキー堺の演技で“静”が『私は貝になりたい』であれば、この作品は“動”の代表作。しかも全体に“軽み”があって観ていて心地よい。あの咳から左平次は自分の行く末を覚悟していたであろう。だからこそ心残りの無いようにあれだけ立ち回れたのだろう。 (タモリ)[投票(1)]
★4佐平治の軽快な明るさが際立つ一方で、どことなく悲しい雰囲気もただよう。「地獄も極楽もあるもんけぇ!」と叫んでどこまでも逃げ出すラストの佐平治のなんとちっぽけで悲しく見えることか。 [review] (三郎)[投票(1)]
★4川島雄三の映画としてはあまりにキマっていて整い過ぎている。従って傑作であるのは間違いないが、代表作とは言い難い(本来の川島はもっといびつです)。でもフランキー堺南田洋子にとっては代表作でしょう。 (熱田海之)[投票(1)]
★4この映画の冒頭でかすかに幕末当時の面影を残すさがみホテル(相模屋)。更に現在に至ってはコンビニなんだと…。なんと哀しい…。 [review] (ピロちゃんきゅ〜)[投票(1)]
★3川島雄三の軽快な画作りとフランキー堺のノリで一気に引きずり込まれる。価値基準が揺らぎ、漠然とした不安が渦巻く幕末の喧騒のなかを、飄々と渡り歩く“居残りさん”の居直りの軽やかさ。それは、終焉(死)の気配を察してしまった者のアナ―キーさだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★5軽快洒脱。他の作品の「暗さ」を排した分だけ、そこに深みがあるようにも思える。底に秘めた「怨念」の差が、軽快系岡本喜八との評価の差か。 (しど)[投票(1)]
★4ひょうひょうとおちゃらけながらも、ニヒルな顔も持つ男。この美学はたまらん! (くたー)[投票(1)]
★4幕末のパワフルな世相を映画で再現し得た最後の映画。 (G31)[投票(1)]
★4この映画は川島雄三の作品なのか、それともフランキー堺のものなのか。[吉祥寺バウスシアター2] (Yasu)[投票(1)]
★5「首が飛んでも動いてみせまさあ」しびれるう (動物園のクマ)[投票(1)]
★3薦められて見たのだがさほどでもなかった。あまりに現代劇になりすぎてないか? (ジェリー)[投票(1)]
★5この映画は凄い!!こんなテンポの良い邦画は未だかつて見た事ない。 邦画は駄目だとお嘆きの皆さんには、是非見ていただきたい傑作です! (Lycaon)[投票(1)]
★5娯楽とはこういうもんだ。フランキー堺ももちろんいいけど、小沢昭一が素晴らしい。 (さいもん)[投票(1)]
★5フランキー堺の前では、石原裕次郎も影が薄い。 (ユージ)[投票(1)]
★4これだけの人数が入り乱れる話を一気に語ってしまうのが見事。この猥雑さはクセになりそう。 (赤い戦車)[投票]
★4現在の混迷した日本社会を生き抜くためのヒントを与えてくれるような作品でした。 [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★4今村昌平の映画なのではないか? [review] (chokobo)[投票]
★5俳優達の存在感の確かさに心を打たれた。今とは比べものにならない時代考証もすごいが、フランキー堺の昭和的に味のある顔立ちがことに印象的。2009.11.24 DVDで鑑賞。 (サイモン64)[投票]
★3全力疾走しちゃやばいだろ。 (黒魔羅)[投票]
★5“幻”とされたエンディングこそが相応しいと思える。 [review] (HAL9000)[投票]
★4面白い、本当に面白い。人生、ズ太く生きにやぁ! (KEI)[投票]
★5地元が舞台なのでこの評価。今でもある種猥雑な町(遊郭は有りません)です。 (カレルレン)[投票]
★3なにこのテンション&テンポ!江戸言葉に時々付いて行けなくてショック。落語聴いてから出直します (TOMIMORI)[投票]
★4言うなれば、これこそが“粋”ってもんでしょう。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4まさにパワフル!50年立ってもまったく色褪せていないギャグの洪水にひたすら爆笑。ビリー・ワイルダーの『ワン・ツー・スリー!』よりも早く、日本でこんなコメディが誕生していたとは。 (茅ヶ崎まゆ子)[投票]