[コメント] 幕末太陽傳(1957/日)
主人公フランキー堺 の抜群の冴えと、未完成に見える石原裕次郎の対比がいささか居心地が悪い。小林旭と西村晃に至っては生まれてもいない印象だ。それに引き換え、当時31歳の菅井きんは既に完成形だったのに驚く。小沢昭一も南田洋子も完成形だ。映画自体も抜群に面白いが、豪華キャストの幕の内弁当的楽しさも味わい深い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
杢兵衛大盡(市村俊幸)が出てきてからの不穏な破調に心がざわつく。ただのコメディ映画ではない深みがえげつなく、素晴らしい。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。