[コメント] ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男(2024/独=スロバキア)
映画を観終わって、連鎖的に疑問符が浮かんでくる。それは尽きることなく「何故?」という問いかけが続いていく。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
何故、ゲッベルスのナチスの宣伝、扇動が大きな効果を収めたのか。劇中では一時的だったかもしれないが、ドイツ国民の厭戦気分、戦争を回避したいという気持ちがそれなりにあったことを示すシーンもあった。何故、それを乗り越えることができたのか。
何故、多くのドイツ国民がヒトラーとナチスに熱狂でもって応えたのか。時の政権が報道機関をすべて掌握すれば可能なのか。またすべての報道が政権に唯々諾々と従ったのは何故なのか。
何故、ゲッベルスはあそこまでヒトラーに心酔したのか。最後には自らの幼い子ども達を道連れにしたのは何故なのか。
本作はナチスの全体や、それがもたらしたものをゲッベルスにすべて押しつているようにも見えるが、ヒトラーの最側近としての姿は、それだけのものがあったのではないかとも、思わせる。
本作のエンドロールではいっさいのBGMがなく、ただただ文字が流れていた。それを眺めながら、この瞬間、この映画を観た人にヒトラーのこと、ナチスのこと、ゲッベルスのやったこと、それらを深く考えてほしいというのが、製作者の願いではないかと思えてきた。
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