[コメント] ショーシャンクの空に(1994/米)
二度目に観て、最初は気づかなかったいくつものテーマがよく見えてきた。モーガン・フリーマンは最高の語り手。彼の演技と声のトーンが、この作品に重みとユーモアと希望を与えていると思う。
「そして二人はシアワセに暮らしましたとさ」
そんなにハッピーな映画ではないのに、最後にはそんなおきまりの台詞が妙にぴったりくる。それは決して安易なハッピーエンドではなく、長い旅を経てやっとたどり着いた安息の地を意味するように、この映画を見た後は思えてしまう。私たちが子供のころに聞いたおとぎ話とはかけ離れたシチュエーションであるにもかかわらず、やはりこれは、大人のための極上のおとぎ話なんだろう。
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