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[コメント] 歌麿をめぐる五人の女(1946/日)
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★2前半は、相変わらずの溝口節で退屈だし、セリフが聞き取り辛いが、田中絹代が光りだす中盤以降は面白い。特に、田中絹代が駕篭屋を使って、飯塚敏子から男を奪うシーンは笑える。歌麿役の坂東蓑助は存在感薄くて、今イチ。映像も見辛い。保存状態のせいか?['05.10.8京都文化博物館] (直人)[投票(2)]
★5ミゾグチ随一の軽妙な喜劇。官僚の狩野派を小馬鹿にして始まるところに、46年が刻印されてある。撮影が悪いというコメントが多いが、私の観た版は冒頭以外鮮明。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★2アップが少ないのもありピンボケでよく視認できず、田中絹代以外みんな同じ女に見えてしまい、挙句の果てには話自体が散漫に思えてしまった。 [review] (TOMIMORI)[投票(1)]
★4田中絹代の存在感が大きい。戦後すぐの悪条件をものともしない発声の確かさと演技力。歌麿役の坂東蓑助も飄々としていい。 (水那岐)[投票(1)]
★4題名通り、溝口が描いたのは「歌麿」でなく、「をんな」だ。 [review] (ころ阿弥)[投票(1)]
★3歌麿が五人の女を引っ掻き回す話だと思ったら真逆で、歌麿が五人の女に引っ掻き回される話でした。 [review] (づん)[投票]
★3溝口は、情念に突き動かされる女たちをただ見つめることに徹する映画監督としての自分の姿を、歌麿に投影していたのだろうか。劇中で歌麿は、女たちに「描かせてくれ」と迫ったり、絵師としての強情を張る場面以外は殆ど受動的な人物として描かれている。 [review] (煽尼采)[投票]
★3前半は画面が暗くて誰が誰だか判らないが、後半のロケーションシーンが明るくて楽しい。甲斐荘楠音先生の絹の匂いがしそうな時代考証も見所。 (Aさの)[投票]
★3溝口の要求に応えうる芝居が出来るかどうかという女優としての力の違いと言ってしまえばそれまでだが、五人の女というわりには、おきた(田中絹代)以外の女の造詣が単調で形式的なため作品に重層的なふくらみを感じない。もう少し映画的に楽しませて欲しい。 (ぽんしゅう)[投票]