[コメント] 2001年宇宙の旅(1968/米=英)
所詮人間の考える事。そんな世界中の映画ファンが頭を悩ますほどの価値がある話か?結局は「進化」「輪廻」などという言葉に行き着くような恥かしい解説を行うのはピーター・ハイアムズ(ちょっと偉大な男だ!)1人で十分じゃないですか。
えぇ、今更ながら断っておくと、ビデオで見た、しかも先に『2010年』を見たというこの映画を語る際に最も嫌悪・軽蔑・殺意の対象となる人間です。(笑
率直に言って、ストーリーは当時ならともかく、既に30年も過ぎた今、それなりにSF映画(『デモリッションマン』みたいなのは除く)を見てきた人がちんぷんかんぷんというほど難解ではない。複雑な人物関係や社会背景が絡むわけでもなく、案外直球な筋だったと思えます。ただ、コメント部分で「所詮」としたのはそういう「分かる」「分からない」とは別に、所詮他人の考えてる事を完全に理解できるハズがないという意味です。この映画に限らず、どんなアホ映画でも、その製作者の意図など分からないのが普通なのでは?そんな所に腐心するよりも、素直に哲学映画ではなくSF映画として特撮なりセットなり衣装なりを楽しんでいる方がファンとしては有意義かと思われます。個人的にはモノリスだの「人類の夜明け」だのよりも、ボーマンとHALとの攻防(?)シーンが好きです。退屈なのは否めない(自分は「人類の夜明け」で2回挫折)と思いますが、圧倒的な映像美と音楽はやはり本物。話も後半は盛り上がってスリリング。ビデオでもDVDでも是非見てみるべきです。(←単なる自己弁護
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